演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

GLP-1受容体作動薬が奏功した抗インスリン抗体陽性の糖尿病透析患者の一例

演題番号 : P-3-425

岡本 日出数:1、清水 納子:1、三井 理華:2、上田 莉紗:2、眞部 真弓:2、天野 方一:2、益子 博:1、横尾 隆:2

1:(医)健仁会益子病院附属透析クリニック腎臓内科、2:東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科

 

【症例】66 歳男性.2007 年5 月に糖尿病性腎症にて血液透析導入.超速効型インスリンを主体に血糖コントロールを図るも,抗インスリン抗体が陽性であり,血糖変動幅が大きく,低血糖も頻繁に認められ,コントロールは著しく不良だった.2014 年4 月からは,インスリンデグルデク朝10 単位とDPP-4 阻害薬の併用に変更することで,低血糖の頻度は減ったが,グルコアルブミン(GA)は26-31% 台で推移し,依然としてコントロールは不良だった.2016 年7 月よりインスリンデグルデク朝5 単位とGLP-1 受容体作動薬(GLP-1RA)デュラグルチド0.75mg 週1 回投与に変更したところ,GA は19-21% 台に低下し,低血糖の発症も無くなり,血糖コントロールの著明な改善を認め,インスリン使用量の減量にも成功した.
【考察】血糖コントロール困難な抗インスリン抗体陽性の糖尿病透析患者に対するGLP-1RA の使用は,低血糖のリスクの低減と同時に血糖コントロールを改善することが可能と考える.

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