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間歇補液血液透析濾過療法IHDFのレーザ血流計による評価方法 演題番号 : P-3-217 庭山 淳:1、竹内 絵美:2、宮原 隆明:2、黒澤 洋:1、庭山 昌明:2 1:住吉クリニック病院血液浄化部、2:庭山医院
【目的】間歇補液血液透析濾過療法IHDF は血液浄化療法施行中に間歇補液を実施するHDF である.実施した際に血圧低下防止が期待されているが,生理学的な血圧低下防止機序を可視化してみる試みを行なった.
【方法】IHDF および血液透析療法HD 施行中にナハリレーザ血流計による頭部と下肢の細動脈血流を連続測定し,血圧と比較する. 【結果ならびに考察】レーザ血流計で得られた末梢細動脈血流動態は,特に頭部血流動態変動が直後に起こる場合,急激な血圧低下をきたす可能性が高い.IHDF は,補液に対して末梢細動脈血流量が増加するが血流動態は極めて安定していた.対して,急激な血圧低下をきたすHD で血圧低下をきたす例は頭部血流動態変動が10% を超えていた.以上より,IHDF は,生理的に頭部血流動態を安定させるために血液浄化療法施行中の血圧が安定している可能性がある.レーザ血流計は,可視化で血流動態を確認できる手法であると考えられた. |
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