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開催回
第62回・2017年・横浜
 

腹膜透析から生体腎移植へ至った患者の心理的変化

演題番号 : P-2-705

高野 咲:1、小島 明子:1、高橋 理恵:1、阿部 安子:1、斎藤 知栄:2、山縣 邦弘:2

1:筑波大学附属病院看護部、2:筑波大学腎臓内科

 

【はじめに】当院では腹膜透析(PD)と腎移植の導入と経過を診療している.今回,PD から生体腎移植を受けた事例の心理面の変化について考察した.
【倫理的配慮】学会発表に際し本人に口頭による同意を得た.
【症例】50 代男性.慢性糸球体腎炎による慢性腎不全のためPD を導入.導入前から妻をドナーとした早期の生体腎移植の希望があった.導入1 年後残腎機能が低下したが,体調不良を自覚せず,妻の身体への負担,家庭環境への不安等より腎移植の決断には至らなかった.導入3 年後に血液透析への移行が必要になり移植を決意し,生体腎移植を施行した.移植後は体調や生活リズムの改善を実感するとともに,移植腎廃絶への不安を述べた.
【考察および結語】透析導入の前後では,透析療法と腎移植に対する心理面の変化が生じている.腎代替療法の選択とその実施の過程に際して,患者の社会的事情や心理面の変化に応じたサポートの必要性が認識された.

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