演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

災害弱者への医療supportの問題点・課題~大規模災害時を想定して医療理念の見直し~

演題番号 : P-2-624

原口 義座:1、友保 洋三:2、津端 徹:3、星野 正巳:4

1:京葉病院外科・災害医療大系編纂グループ、2:白鬚橋病院、3:京葉病院、4:会田病院

 

大規模災害時災害弱者/ 要援護者への適切な医療は社会を護るためにも重要.現場医療経験から検討した.
【対象】災害弱者としてCWAP or Children,Women, the Aged/Poor/Patient,特に透析患者は重要な対象疾患の一つである.阪神淡路大震災,東京地下鉄サリン事件,東海村臨界事故,米国同時多発テロ,インド洋大津波,米国ハリケーンカトリーナ,トルコ地震,中越・中越沖地震,東日本大震災と福島第一原発事故等にチェルノブイリ原発事故も加えた.
【検討結果】多くの問題点が指摘できたが,特に災害弱者に対してのハード・ソフト面両面の不備は明らかで,トリアージ基準等も教育面も不備である.特にしばしば慢性透析患者も含めた生命軽視の考え方,優性学的な発言もみられることは災害被害の増大を招きかねない.最大多数の最大幸福の考え方だけでなくより高い見地に立った医療哲学・倫理・理念を背景とした人道的視点を重視した姿勢が必要と考えられる.そのための災害医療の学問化,災害医療大系編纂も緊急を要すると考えられる.

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