演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

PADに対する皮膚表面温度測定の有用性に関する検討

演題番号 : P-2-571

嶋田 昌幸:1、東小野 智:1、伊達 敏行:1

1:(医)腎愛会だてクリニック臨床工学科

 

【目的】当院では末梢動脈疾患(PAD)の早期発見,進行度の評価目的に定期的なABI,SPP,CAVI 等の検査を行っている.今回,皮膚表面温度の測定に着眼し,PAD の新たな評価法としての有用性について検討した.
【対象】当院維持透析患者128 名.
【方法】CUSTOM 社製放射温度計を用いて下肢の皮膚表面温度を測定しABI 値,SPP 値,CAVI 値との比較検討を行った.
【結果】SPP 値60mmHg 以上での皮膚表面温度に比し,60 未満では有意に低値を示した.ABI 値0.9 以上での皮膚表面温度に比し,0.9未満では有意に低値を示した.CAVI 値9.0 未満での皮膚表面温度に比し,9.0 以上では有意に低値を示した.
【考察】下肢虚血の程度が強い群で皮膚表面温度が有意に低値であったのは,下肢血流の低下が皮膚表面温度の低下として反映された可能性が考えられる.ABI,SPP,CAVI の検査は信頼性は高いが機器の操作者が限られ時間を要する一方,皮膚表面温度測定法の操作性は極めて簡便で再現性も高いためスクリーニング機器として十分満足できると思われる.
【結論】PAD の新たな評価法として皮膚表面温度測定は有用と思われる.

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