演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析患者の下肢血流評価に対するSPP、ABIの有用性

演題番号 : P-2-569

大前 裕輝:1、澁谷 真弓:1、神野 卓也:1、西川 繁:1、泉 暢英:2、鶴崎 清之:2

1:浅香山病院ME室、2:浅香山病院透析センター

 

【目的】皮膚灌流圧(SPP)は石灰化病変の影響を受けにくく,透析患者の下肢末梢動脈の病態評価に適するとの報告がある.SPP の有用性を検討するため,当院で使用しているABI と比較し臨床評価を行った.
【方法】透析患者80 名(平均年齢69.1 歳,DM 29 名).SPP はカネカメディックス社製PAD4000,ABI はフクダ電子社製VaSera VS-1000を使用した.透析前後で両下肢の足背,足底のSPP を測定し,透析による影響も評価した.またSPP とABI を比較し各装置の特異性を検討した.
【結果】透析前後のSPP 値は左足背67.0±30.4 から60.8±26.4mmHg,左足底75.6±22.8 から69.0±17.4mmHg と低下した.DM 患者はNon-DM 患者と比較し,各部位のSPP 値が低く有意差を認めた.SPP測定時,体動で測定が出来なかった患者は6 名存在した.
【考察】SPP は皮膚レベルの微小循環を知るうえで有用であるが,不随意運動を有する患者への使用は難しい場合がありABI と組み合わせ,使用することが必要である.
【まとめ】症例,目的によりSPP とABI を使い分けることが重要である.

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