演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

血漿交換を施行したが救命し得なかった甲状腺クリーゼ合併多臓器不全の1剖検例

演題番号 : P-2-434

永田 高信:1、黒部 将成:2、加藤 誠:3、天野 竜彰:1、山口 真:1、堀 麻友子:1、長屋 啓:1

1:市立四日市病院腎臓内科、2:市立四日市病院循環器内科、3:市立四日市病院糖尿病・内分泌内科

 

【症例】50 代男性,20 年前より眼球突出があったものの病院受診歴なし.下腿浮腫と呼吸苦を主訴に当院受診.不穏,頻脈性心房細動,心機能低下とうっ血性心不全,黄疸,甲状腺中毒症があり,未治療バセドウ病による甲状腺クリーゼと診断した.甲状腺クリーゼに対する基本療法を行ったが,意識・呼吸状態は進行性に悪化し肝腎不全も合併したため,挿管・人工呼吸管理,血漿交換,血液透析を行った.甲状腺ホルモンは低下し心機能も改善したが,意識障害・肝腎不全は遷延し徐々に全身状態悪化,消化管出血も合併し第22 病日永眠された.
【剖検】肉眼所見として黄疸,腎腫大,結腸出血あり.明らかな心肥大や肝萎縮は見られなかった.
【考察】多臓器不全は甲状腺クリーゼの予後不良因子であるが,その病態は十分に解明されていない.ミクロ剖検所見も含め多臓器不全に至った原因を考察し報告する.

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