演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院におけるリチウム中毒患者に対する血液浄化方法の検討

演題番号 : P-2-431

森 奈緒美:1、武藤 淳平:1、中川 星明:1、高木 茂樹:1、村田 実奈子:2、新城 響:2、武田 朝美:2

1:名古屋第二赤十字病院医療技術部第一臨床工学科、2:名古屋第二赤十字病院腎臓内科

 

【背景】炭酸リチウムは躁鬱病の治療に標準的に用いられているが,治療域と中毒域が近くリチウム中毒になる可能性がある.救急治療の1 つに血液透析がある.
【目的・方法】2011 年から2016 年にかけて当院ICU にてリチウム中毒で血液透析を行った4 名を後ろ向きに調査し,その結果より最良の血液浄化方法を模索した.
【結果】血液透析1 回によって4 名全員のリチウム濃度の減少を認めた.意識レベルも1 回の血液透析によって改善した.リチウム濃度は当日に結果が出ず1 ~2 日を要するため,リバウンドを考慮して最大4 回の血液透析を行った.
【考察】血液透析は1 回で十分リチウム濃度は低下した.しかし尿崩症症状等による電解質異常が多く,継続的な血液浄化が必要と思われた.リチウム中毒患者に対する血液浄化方法は,早期な血液透析とその後2 回目以降の血液浄化は,急激な電解質の変化を抑えリバウンドを回避するために持続的血液濾過(CHF)が望ましいと思われる.

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