演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

クラッシュ症候群への血液浄化

演題番号 : P-2-430

深田 早敏:1

1:済生会今治病院臨床工学部

 

【はじめに】クラッシュ症候群の患者に血液浄化を行い,無事退院出来た症例を経験した.
【症例】脳出血で左半身麻痺の後遺症がある患者が自宅トイレで脱力し立ち上がれなくなった,家族に発見されるまで約6 時間半正座し状態でいた.検査値 CPK 9362 IU/l K 4.9mEq/L AG pH7.43 pCO2 25.3 pO2 67.6 HCO3 − 16.5 Lac6.0 筋内圧が高い(120~130mmHg)左下腿に緊満性の円形から線状などの水疱多数(最大径CM 大)足関節に熱感ありクラッシュ症候群と判断し血液浄化の指示,人命優先にて左足の切断なども考慮した.
【経過】翌朝CPK(63020 IU/l),ミオグロビン(40425ng/ml)の上昇あるが,足背動脈は触知,全身状態などから致死的アシドーシスが無い限り下肢温存の方針となる.Dr 判断にて減張切開を行ったうえ血液浄化し様子を見ることとした.第5 病日まで血液浄化施行CPK(8436),ミオグロビン(1316)低下し尿量維持できていたため血液浄化終了.
【まとめ】クラッシュ症候群の明確なガイドラインが無い状況で輸液,減張切開,血液浄化など出来る治療によって患者の生命また下肢を守ることが出来た.

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