演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

計36回の腹水濾過濃縮再静注法(CART)がQOL維持に寄与したと考えられる肝内胆管癌・腹水貯留患者の1例

演題番号 : P-2-415

澳原 実穂:1、田村 望:1、伊沢 千里:1、関川 和也:1、小宅 政恵:1、五十嵐 祐介:2、前田 浩史:3、武田 真一:4

1:芳賀赤十字病院臨床工学技術課、2:芳賀赤十字病院第1内科、3:芳賀赤十字病院消化器内科、4:芳賀赤十字病院第3内科

 

【症例】66 歳女性.
【経過】X 年3 月,全身倦怠感や腹部膨満のため入院し,肝内胆管癌による多発肝転移,肺転移,ステージIV,余命3 ヵ月と診断された.初回入院時は大量腹水による腹部膨満が強く,CART を2 回行ったところ症状は緩和し退院となった.手術適応はなく化学療法を施行したが奏功せず,最終的に緩和医療の方針となった.以降も腹水貯留再燃を繰り返したが,可能な限り在宅医療との希望があり,化学療法施行日は日帰りで加療し,CART 施行日は1 泊2 日の入院で計36 回CART を施行した.同年11 月まで自宅での生活を継続されたが,全身状態が悪化し12 月に永眠された.
【まとめ】胆癌患者の腹水は,深刻なQOL 低下を引き起こす.対症療法ではあるが,CART を繰り返し施行することで,患者のQOL 維持に寄与できると考えられた.

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