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開催回
第62回・2017年・横浜
 

フルニエ壊疽にPMX-DHPが有効であった透析患者の2例

演題番号 : P-2-409

永野 敦嗣:1、山本 卓:1、石川 友美:1、酒巻 裕一:1、忰田 亮平:1、川村 和子:1、中枝 武司:1、和田 庸子:1、成田 一衛:1

1:新潟大学医歯学総合病院腎・膠原病内科

 

【症例1】85 歳男性.糖尿病性腎症のため血液透析歴10 年の患者が,肛門周囲の疼痛でフルニエ壊疽を発症し敗血症性ショックを合併した.会陰部のデブリードマンと両側精巣摘除術を施行後,PMX-DHPを併用したところ,血圧は改善し昇圧薬を減量できた.
【症例2】68 歳男性.糖尿病性腎症のため腹膜透析歴3 カ月の患者が,発熱,陰嚢腫大で,フルニエ壊疽を発症し敗血症性ショックを合併した.会陰部のデブリードマン,左精巣摘除術,腹膜透析カテーテル抜去術を施行後,PMX-DHP とCHDF を施行したところ,昇圧薬を減量できた.症例1, 2 とも培養で複数の起因菌を検出した.
【考察】慢性腎不全に合併したフルニエ壊疽は死亡率が高い疾患であるが,本例はいずれもPMX-DHP が救命に有効であった.その起炎菌にはグラム陰性桿菌,嫌気性菌など複数存在するため,十分なデブリードメンに加え,PMX-DHPの併用が全身状態の改善に有効である.

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