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開催回
第62回・2017年・横浜
 

神経疾患に対するアルブミン置換液を用いた血漿交換療法時の合併症の特徴

演題番号 : P-2-408

藤本 美香:1、小田 圭子:1、平林 陽介:1、鈴木 康夫:1、春木 あゆみ:1、伊藤 貴康:1、村田 智博:1、石川 英二:1、伊藤 正明:1

1:三重大学病院腎臓内科

 

神経疾患に対する血漿交換(PE)は凝固因子補充を必要としないためAlb 溶液置換が推奨されている.
【目的】神経疾患に対するPE 施行の際の合併症の頻度をFFP 置換とAlb 置換で比較し,Alb 置換によるグロブリンや凝固因子の低下率を検討した.
【方法】2016 年1 月から12 月に当院でPE を施行した神経疾患患者14 例(男性9 例 女性5 例,平均年齢54±14 歳,FFP 置換6 例,Alb置換8 例)を後ろ向きに検討した.
【結果】蕁麻疹4 例(FFP 置換4 例/ Alb 置換0 例),血圧低下2 例(0例/ 2 例),カテーテル感染症4 例(2 例/ 2 例),カテーテル抜去後再出血2 例(0 例/ 2 例)がみられた.Alb 置換では1 回のPE でFibrinogen 56.6±6.7%,AT3 46.3±8.4%,IgG 55.0±9.8%の低下を認めた.
【結語】Alb 置換ではアレルギー反応は少なかったが,血圧低下や出血性合併症が多い傾向であった.Alb 置換はグロブリンや凝固因子が低下するため,連日PE 施行する際には特に感染症や出血性合併症に注意が必要である.

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