演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院における糖尿病性腎症から腹膜透析導入となった患者の特徴について

演題番号 : P-2-201

向山 政志:1、井上 秀樹:1、中嶋 淑心:1、小田 晶:1、柿添 豊:1、安達 政隆:1、中山 裕史:1

1:熊本大学医学部附属病院腎臓内科

 

当院で腹膜透析を導入した症例は過去10 年間で59 例に及ぶが,糖尿病性腎不全患者は14 例(51.5±.5 歳),非糖尿病患者は45 例(57.0±13.3 歳)であった.この中で導入後2 年以内に血液透析に移行した早期離脱例は糖尿病性腎不全患者5 例(35.7%),非糖尿病患者10 例(22.2%)であり,非糖尿病患者では反復性腹膜炎や横隔膜交通症,大網巻絡など原因は様々であったが,糖尿病性腎不全患者では全例が除水不良であった.また導入後2 年以内に除水不良が原因で血液透析併用となった症例も2 例あった.なお腹膜炎発症率は糖尿病性腎不全患者で 0.11 回/1 患者・年に対し非糖尿病患者では 0.20 回/1 患者・年であった.最近では1 型糖尿病の腹膜透析患者に持続皮下インスリンポンプを用いたCSII 療法を導入し良い成績も得ている.
【考察】糖尿病性腎不全患者において腹膜透析の継続期間を延ばすには体液管理が重要であることが示唆された.体液貯留を回避するには血糖管理や血液透析の併用などまだ検討すべき課題が多い.

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