演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析患者におけるADMAの臨床的意義

演題番号 : P-2-096

水口 斉:1、脇野 修:2、宮 恵子:3、稲本 元:4、水口 潤:3、川島 周:3、伊藤 裕:2

1:埼玉メディカルセンター、2:慶應義塾大学医学部内科腎臓内分泌代謝科、3:川島病院、4:自由が丘南口クリニック

 

【目的】ADMA(Asymmetric Dimethylarginine)は内因性のNOS 阻害物質であり,動脈硬化促進因子である.その濃度は腎不全で上昇することが知られている.今回透析患者のADMA と各種パラメーターとの関連を検討した.
【方法】2016 年7 月現在, 川島透析クリニックで午前中に血液透析を受けている 297 名の患者のうち同意の得られた128 名で,空腹時採血を行い,動脈硬化を反映する,頸動脈エコー・ABI・PWV,大動脈石灰化スコアさらに心エコー検査も試行し,血漿ADMA との関連を調査した.
【結果】回帰分析にてADMAはMCH,MCV,K,RBC,β2-microglobulin(β2M),LVMI,心E/e',ABI と有意な相関を認めた.ステップワイズ解析では,その中でもRBC,心LVMI,ABI,β2M が重要な因子として採択された.
【結論】透析患者のADMA は赤血球数,β2M と関連があり,血液透析患者において心肥大,動脈硬化に関与することが示唆された.

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