演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

維持血液透析患者に発症した化膿性胸鎖関節炎の一例

演題番号 : P-1-563

松本 啓:1、山本 康隆:1、橘 翔平:1、日原 桂:1、森川 友喜:1、眞田 大介:1、伊與田 雅之:1、柴田 孝則:1

1:昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門

 

【症例】50 歳代男性.糖尿病性腎症による慢性腎不全のため4 年前に血液透析導入.X 年8 月に転倒し左肘部から上腕の創傷と左頚部に放散する痺れを認めたが改善傾向のため経過をみていた.X 年11 月に左肩の疼痛,発熱,左胸部腫脹を認め精査目的で入院.血液検査上,WBC 18500/μL,CRP 36.11mg/dl と炎症反応高値であり,造影CT,MRI で左胸鎖関節炎,左胸鎖関節周囲膿瘍,左鎖骨骨髄炎と診断した.第1 病日に膿瘍を切開排膿し,テイコプラニン,クリンダマイシンの静脈内投与を開始.血液培養,膿瘍の培養から黄色ブドウ球菌(MSSA)が検出され,第5 病日からセファゾリンに変更した.状態改善し第18 病日からレボフロキサシンの透析日投与に変更し第19 病日に退院した.
【考察】本例は維持血液透析患者に菌血症による血行性感染が原因と考えられる化膿性胸鎖関節炎を呈した比較的まれな症例であり,文献的考察を加え報告する.

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