演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

胸骨近傍の化膿性関節炎を発症した透析患者の2例

演題番号 : P-1-561

小鹿 雅隆:1、政金 生人:3、伊東 稔:2、谷田 秀樹:2

1:矢吹病院アクセス科、2:矢吹病院腎臓内科、3:本町矢吹クリニック

 

【症例1】64 歳男性,糖尿病性腎症による慢性腎不全にて7 年の透析歴あり.右下肢末梢閉塞性動脈疾患による下肢潰瘍から敗血症(起因菌MRSA)を発症し,右下肢第IV 趾切断施行.術後3 か月目に誘因なく発熱及び右肩痛出現,徐々に右前胸部の腫脹をきたした.CT 上第一胸肋関節部の破壊像を認め化膿性関節炎と診断,抗菌薬による加療を施行したが改善と再燃を繰り返し,抗菌薬投与は1 年以上に及んだ.約4 か月再燃なく経過観察中である.
【症例2】50 歳男性,糖尿病性腎症による慢性腎不全にて1 年4 か月の透析歴あり.原因不明の敗血症(起因菌MSSA)を発症,抗菌薬投与を行うも改善と再燃を繰り返し,発症2 か月目に右前胸部の腫脹をきたした.CT 上右胸鎖関節の破壊像を認め化膿性関節炎と診断,1年間の抗菌薬を施行し約2 か月再燃なく経過観察中である.
【考察】胸骨近傍の化膿性関節炎はまれであるが,糖尿病患者及び透析患者はハイリスクとされており,同部の腫脹や疼痛を認める場合は念頭に置くべき疾患である.

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