演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

メトロニダゾール誘発性脳症を呈し、透析にて改善を認めた一例

演題番号 : P-1-555

池田 友紀:1、稲永 淳一:1、宮内 和歩:1、高瀬 重昭:1、増本 三和:1、八尋 真名:1、名波 正義:1、長澤 康行:1、倉賀野 隆裕:1、中西 健:1

1:兵庫医科大学内科学腎・透析科

 

【症例】70 歳女性.透析歴10 年,原疾患は常染色体優性多発性嚢胞腎.20xx 年2 月より肝嚢胞感染に対し,メトロニダゾール1.5g/ 日による抗生剤の内服加療が開始となった.以降は発熱と炎症反応の増悪と寛解を認め,内服中止と再開を繰り返していた.同年6 月8 日より再開後はメトロニダゾール1.5g/ 日を継続していたが,7 月18 日嘔吐後にめまい,全身脱力,構音障害を認め,当院緊急入院となった.頭部MRI のT2 強調画像にて両側対称性に歯状核の高信号を呈し,メトロニダゾール誘発性脳症と診断した.同日より3 日連続血液透析施行し,以降は週3 回の維持透析を継続にて,7 月27 日の頭部MRI では歯状核の高信号は消失を認めた.7 月28 日に構音障害は改善を認め,全身脱力と失調は緩徐に改善を認め,8月15日に独歩にて退院となった.
【考察】メトロニダゾール誘発性脳症は稀であるが,重篤な合併症である.透析患者での報告は少なく,迅速な診断にて改善した症例であり,文献的考察を加えて報告する.

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