演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

自己血管動静脈内シャント吻合高位の皮静脈流出路途絶に対するテシオカテーテルのブリッジ使用の1例

演題番号 : P-1-414

藤井 博子:1、松延 華子:1、床鍋 繁喜:2、大道 雄一郎:3、久保田 孝雄:1

1:自衛隊中央病院腎臓内科、2:自衛隊中央病院泌尿器科、3:総合高津中央病院泌尿器科

 

【緒言】皮静脈は先天的に血管壁脆弱性を有し,外傷や炎症,静脈圧の上昇等から容易にその構造・走行は変容する.
【症例】59 歳男性
【現病歴】36 歳2 型糖尿病.58 歳CABG.200X 年2 月糖尿病性腎不全で右前腕AVF 作成.7 月に透析導入もV 側返血困難と静脈高血圧でPTA 実施,弁狭窄解除も流出静脈本幹途絶で中枢にAVF 再建.
その後,右内頸静脈にテシオカテ1 本留置しA 側ブリッジ使用,左肘静脈に返血.8 月再建AVF 発育不良と静脈高血圧遷延し橈側皮静脈経由のAVG(ePTFE)留置.以後3 週間は再建AVF をA 側,テシオカテをV 側.AVG 使用に伴い7 週間でカテ抜去.
【考察】AVF 作成後に吻合部近傍開存もV 側穿刺困難と静脈高血圧から当初HD 導入不能.原因は,深部静脈への側副路発達と,AVF流出静脈本幹の肘部尺側静脈での途絶と推定.
【結語】長期留置型カテーテルの選択使用は,脱血側A 側血流の安定確保のみならず,返血側V側血流のブリッジ使用にも好適と思われた.

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