演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

シナカルセト使用時のWholePTH/intPTH比

演題番号 : P-1-389

高橋 朗:1

1:畷生会脳神経外科病院

 

【目的】PTH 過抑制防止のために,シナカルセト使用時の7-84PTHへの不活化の割合を検討する.
【方法】維持透析患者37 名(男性22 名,女性15 名,平均年齢65.9±10.1 歳,平均透析歴11.1±9.1 年)に intPTH(ECLIA 法,ロッシュ,エクルーシス)とWholePTH(CLEIA ,ルミパルスプレスト,DSPB)を同時測定し,WholePTH/intPTH 比を比較した.
【結果】シナカルセト使用者は15 例,非使用者は22 例.WholePTH/intPTH 比は,シナカルセト非使用でvitD またはVDRA 併用例では0.53±0.09.シナカルセト使用でvitD またはVDRA の静注併用例では0.47±0.07 まで低下した(P < 0.05).最小値は0.35 であった.
【考察】低PTH の場合にも骨形成や骨吸収が低下し,行き場を失ったCa,P により血管石灰化が引き起こされることが知られている.シナカルセト使用時にはPTH 分泌抑制だけでなく7-84PTH への不活化が行われていることが示唆され,そのためWholePTH/intPTH 比が低下していると考えられる.これはintPTH75 ~320pg/mL に相当する.
【結論】シナカルセト使用時に,intPTH で経過観察する場合,PTHの過抑制となる可能性がある.

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