演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

腹膜透析患者において25(OH)ビタミンD濃度が低値となる原因~タンパク喪失が原因か~

演題番号 : P-1-386

牧石 徹也:1、高橋 弘樹:1、大澤 紀之:1

1:済生会滋賀県病院腎臓内科

 

【目的】血液透析患者と比較し腹膜透析患者では血液中の25(OH)ビタミンD 濃度が低値となる傾向が報告されている.その原因としてビタミンD 結合タンパクの排液中への喪失が想定されているが詳細は不明である.
【方法】当院透析センターに通院中の維持透析患者のうち,25(OH)ビタミンD 濃度測定に同意の得られた53 名(血液透析患者群28 名,腹膜透析患者群25 名)について,血液中の25(OH)ビタミンD 濃度,アルブミン濃度,プレアルブミンの濃度を測定し両群間で比較した.
【結果】血液中25(OH)ビタミンD 濃度は,腹膜透析患者群では血液透析患者群に比較して有意に低値であった(13.0±4.5 vs 16.0±5.7ng/mL,p < 0.05).一方,アルブミン濃度,プレアルブミン濃度とも両群間で有意な差を認めなかった(3.3±0.5 vs 3.4±0.5g/dL,p =0.58,31.3±10.6 vs 28.9±9.3mg/dL,p =0.38).
【考察および結論】25(OH)ビタミンD 濃度が腹膜透析患者において血液透析患者より低値となる原因にはVDBP 喪失以外のメカニズムが関与している可能性がある.

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