演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

チオ硫酸ナトリウムにて著明な改善を認めたカルシフィラキシスの1例

演題番号 : P-1-374

岩崎 富人:1、茅野 修司:2、本間 喜行:3、廣瀬 直人:1、藤井 真:4

1:南大和病院透析センター、2:南大和病院形成外科、3:南大和病院臨床工学科、4:南大和病院外科

 

【はじめに】カルシフィラキシスは,有痛性の難治性皮膚潰瘍を主症状とし,病理学的には小動脈中膜石灰化が特徴的所見とされている.
【症例】46 歳代女性
【現病歴】糖尿病を原疾患に,31 歳時,透析導入され,週3 回の維持透析を行っていた.平成28 年1 月,誘引なく右下腿前面に5mm 大の潰瘍が出現し,徐々に同部位の範囲が拡大するとともに,対側肢にも病変が出現,広範囲に潰瘍壊死を認めるようになった.他院で壊疽性膿皮症が疑われ加療されるも効果乏しく,皮膚生検にて潰瘍部の真皮の小柱動脈に血管壁を取り巻く石灰沈着を認め,カルシフィラキシスと診断された.同年11 月より,有効性が報告されているチオ硫酸ナトリウムを投与(16g/ 回)したところ,8 週間で両下腿潰瘍部の疼痛は軽快し,皮膚症状も改善を認めた.
【まとめ】カルシフィラキシスが考慮され,チオ硫酸ナトリウムの静脈投与が有効であった症例を経験したので報告する.

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