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開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析患者における動脈石灰化とTBIとの対比

演題番号 : P-1-372

小林 茉由:1、南 牧子:1、吉成 一恵:1、水村 泰冶:1

1:(医)上尾中央総合病院附属エイトナインクリニック検査科

 

【目的】前回は大きな動脈の石灰化とABI の関連を検討したが,今回は足動脈の石灰化とTBI との関連を検討した.
【方法】維持透析患者78 名を対象とした(平均年齢64.8 歳,男性52 名,女性26 名).
足動脈(足背・足底動脈の分枝)の石灰化はレントゲンにて程度により4 グループに分類(なし・軽度・中度・高度)した.
TBI は透析前に測定し,左右の平均値を使用した.
【結果】足動脈の石灰化の分類内訳は高度0 名,中度11 名,軽度21 名,なし46 名であった.
石灰化の分類別に比較すると,石灰化が高度になるにつれてTBI は低値となり有意差を認めた(p < 0.01).
DM,NDM で分けるとDM の方が低値傾向を示した.
【考察・結論】動脈の石灰化が高度なるにつれてTBI は低値となり有意差を認めたことから,レントゲンによる石灰化の分類評価はTBIの評価と同傾向を示すことがわかった.
さらにDM の有無も石灰化の程度およびTBI 値に影響することがわかった.
末梢動脈病態を把握する上で,レントゲンによる石灰化の分類評価も定期検査のひとつの指標になりうると考えた.

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