演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院における血清Mg値の長期観察

演題番号 : P-1-367

猪又 扶美:1、内野 順司:1、正井 基之:1、吉田 豊彦:1

1:(医)社団誠仁会みはま病院

 

【背景と目的】従来型透析液から無酢酸透析液カーボスターP(CP)を導入後,血清Mg 値(Mg)が変動したと第58 回本学会で報告した.その後のMg と合わせ長期観察結果を報告する.
【対象】維持透析症例52 名.
【方法】1) 透析前Mg をCP 導入前後で比較した. 統計解析はWilcoxon の符号付順位和検定を用いp < 0.05 を有意とした.
2)わが国の慢性透析療法の現況(2009 年12 月31 日現在)透析前Mg 濃度の分布を参考に比較した.
【結果】1)透析前Mg(mg/dL)は導入前中央値2.9(3IQR:3.1,1IQR:2.7)に対しCP 導入後1 か月目2.8(3.0,2.7),30 か月目2.8(2.9,2.6)と有意に低下,54 ヶ月目2.7(2.8,2.5)とさらに低下した.
2) 健常人のMg の基準値である1.8 ~2.6(mg/dL)の比率は,導入前17.3% に対しCP 導入後1 か月目32.7%,30 か月目28.8%,54 ヶ月目50% と増加した.
【考察】CP 導入54 ヶ月目に沈降炭酸Ca 処方中止後Mg が変動していたため,沈降炭酸Ca が影響している可能性が示唆された.
【結論】透析前Mg はCP 導入後1 ヶ月目より有意に低下し54 ヶ月目よりさらに低下した.

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