演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

ABI測定値と足の触診所見の比較

演題番号 : P-1-326

岡 由香理:1、小川 千恵:1、前田 国見:1

1:(医)前田記念腎研究所武蔵小杉クリニック

 

【目的】透析患者では血管石灰化の影響を受け,ABI 数値が高値を示す場合があるため,定期ABI 測定値と毎月の足の触診の所見を比較してみた.
【方法】対象は当院通院中の透析患者124 例(男性86 例,年齢64.2±13.5 歳,透析歴10.4±9.0 年,DM 率40.3%).2016 年5・8・11 月測定(計657 肢)のABI 値を境界域中心に3 群に分け(1 群;ABI ≧ 1,2 群;0.9 ~0.99,3 群;< 0.9),同時期の足の触診所見(動脈触知;+良好,± 微弱,−不可・冷感の有無)と比較した.
【結果】動脈触知は1 群(472 肢)では足背が(+)78%(±)16%(−)6%,後脛骨(+)86%(±)11%(−)3%,2 群(56 肢)では足背(+)73%(±)18%(−)9%,後脛骨(+)50%(±)32%(−)18%,3 群(129 肢)では足背(+)29%(±)51%(−)20%,後脛骨(+)21%(±)45%(−)33%であった.冷感は1,2,3 群でそれぞれ10,14,21%に認められた.
【考察】ABI 数値が良好でも触診所見不良の場合,またはその逆もある.ABI 検査と足の触診を併用し観察していく事が大切である.

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