演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

トレスルホン®NVにより残血が改善し血小板数が増加した一例

演題番号 : P-1-243

神野 公義:1、高橋 友美:1、大坪 茂:2、久野 晃:1、川述 慎太朗:1、加藤 幸二:1、松田 寛之:1、井上 英行:2、秋葉 隆:2

1:(医)関川病院臨床工学科、2:(医)関川病院腎臓内科

 

【目的】膜表面の親水性を向上させ,膜への血小板付着抑制作用をもつトレスルホン®NV が一般臨床にて2016 年4 月より使用可能となった.今回,従来のTDF-M よりTDF-MV(トレスルホン®NV)に変更し残血が改善し,血小板数が増加した症例を報告する.
【症例】40 歳代男性.原疾患糖尿病性腎症,透析歴1.5 年.虚血性心疾患にて# 7 にステント留置後を,HD にて時折透析中血圧低下ありon-line HDF を施行している.TDF-20M よりTDF-20MV にヘパリンの量等他の条件を変えずに変更した.変更前,中空糸の1/3 程度の残血,V チャンバー1/2 以上の凝固を認めたが,変更後中空糸の残血の消失,V チャンバー数mm 程度の凝固に改善した.血小板数は13.0万/μl より変更後2 週間で19.0 万/μl と上昇した.
【結論】TDF-M からTDF-MV に切り替えることにより,残血量が減少し,血小板数の増加が認められた.血小板活性化が抑制され血液回路内を含む凝固が改善した可能性が考えられた.

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