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開催回
第62回・2017年・横浜
 

低アルブミン血症患者に前希釈on-line HDFを施行した1症例

演題番号 : P-1-240

角南 望:1、黒川 大輔:1、石田 充久:1、寺園 光昭:1、島田 憲明:1、井太家 美晶:1

1:立花クリニック

 

【はじめに】HDF ではアルブミン漏出が多いため,血清アルブミン値3.0g/dl 以上での導入が推奨されている.一方,我々は昨年,日機装社製GDF-M によるHDF ではアルブミン漏出が少ないことを報告した.今回,血清アルブミン値が3.0g/dl 未満で掻痒感の強い患者にGDF-M によるHDF を実施したので報告する.
【症例】70 歳台男性.平成27 年5 月に透析導入.原疾患は糖尿病性腎症.合併症として癌性胸膜炎のためアファチニブ内服中で皮膚障害あり.当初はHD を行っていたが皮膚掻痒感が持続するため,血清アルブミン値は2.6 ~2.8g/dl と低値であったが,平成28 年9 月より日機装社製GDF-15M を用い前希釈on-line HDF(QF:8L/hr)を開始した.HDF 開始3 か月後の血液検査でも血清アルブミン値は2.8g/dlと低下せず,痒みも改善してきた.
【考察】低アルブミンの患者にon-line HDF を導入したが,アルブミン値の低下を認めず皮膚掻痒感の改善がみられた.低アルブミン血症の患者においてもon-line HDF は必要に応じて実施可能と考える.

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