演題情報

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開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析困難症に対するOn line HDFヘモダイアフィルタTDF-20MVの有用性

演題番号 : P-1-224

松本 能永:1、小林 弘忠:1、小林 洋子:1

1:(医)社団弘愈会ひまわりクリニック

 

【目的】透析低血圧などの透析困難症に対し,表面改質により,血小板活性を抑制した,東レ社製On line HDF ヘモダイアフィルタTDF-20MV の有用性を期待している.その性能を,従来のMFX-21E と比較検討した.
【対象および方法】対象は,59 歳 女性,冠動脈バイパス術後の,透析困難症例で,MFX より TDF に変更し,30L 前希釈にて,4 時間のOn line HDF 施行した.変更前後の,溶質除去能と,循環動態の安定性を,比較した.
【結果】β2-MG の除去率は,MFX では,65.9%,TDF では,65.3%と,差は無かった.治療開始時と,終了時の収縮期血圧は,MFX では,119.7mmHg より81.7mmHg ,同様に,TDF では,122.1mmHg より108.8mmHg に,変化していた.終了時の収縮期血圧は,MFX に比し,TDF で有意に高値であり,目標除水も,達成しえた.
【結語】MFX とTDF で,低分子量蛋白物質の除去性能に差は,認められないが,循環動態維持の側面で,TDF が,優位性を有していた.以上より,TDF は,透析困難症に対し有用な,ヘモダイアフィルタと考えられる.

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