演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

動脈硬化検査における標準化指標の検討

演題番号 : P-1-203

原 道顯:1

1:独立行政法人労働者健康安全機構熊本労災病院内科

 

【目的】生理的動脈硬化検査では測定毎の変動が大きく,強度の判定が困難である.今回,測定値と測定に影響する因子間の関係を示す関数形を想定し,測定時の影響を受けない指標を検討した.
【対象と方法】生理的動脈硬化検査として,脈圧,手首上腕血圧比,脈波速度,ABI,皮膚灌流圧を用い,安定期の透析患者に各々 30 回測定した.測定値は上腕収縮期血圧(SBP)と脈拍(P)の影響を受けるので,これらの関数と考え,関数形を多変数関数の Taylor 展開(原点近傍)型のベキ関数とした.モデルの有用性は,データのあてはまり,説明変数の有意率,他の動脈硬化検査(max-IMT と胸部大動脈弓部石灰化)との相関で検討した.
【結果】各検査とも,1 次近似式・2 次近似式と説明変数が増加すると自 由 度 調 整 寄 与 率 は 増 加 し た が, 有 意 率 は 低 下 し た. ま た,SBP120mmHg・P60/min を代入した標準化値と他の動脈硬化検査との相関は 1 次近似式が強かった.
【結語】各検査に同一の関数形が想定できることと,完全にコントロールできない因子でも標準化することで有用な指標を作成できることが示された.

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