演題情報

ポスター

開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院透析患者のPAD評価

演題番号 : P-1-202

松田 卓也:1、武田 功:2、三宅 晋:2

1:島津病院臨床工学科、2:島津病院透析科

 

【目的】当院透析患者の ABI,TBI,SPP を測定して PAD 評価を行なった.
【対象】対象は 187 名(男 134 名 / 女 53 名),年齢と透析歴はそれぞれ中央値で 71 歳(28 ~ 92 歳),56 ヶ月(1 ~ 410 ヶ月)であった.糖尿病を有する者は 92 名であった.
【方法】ABI,TBI,SPP の測定結果と年齢,透析歴,糖尿病の有無,患者の移動能力について検討した.
【結果】ABI,TBI と年齢は相関を認めた.糖尿病患者は ABI0.93±0.19,TBI0.58±0.18,SPP70.1±19.5mmHg で あ り 非 糖 尿 病 患 者 のABI1.01±0.17,TBI0.66±0.18,SPP76.8±15.9mmHg に比べいずれも有意に低値であった.移動能力では,独歩患者の ABI1.01±0.17,TBI0.65±0.18 に比べ,車椅子患者の ABI0.85±0.20,TBI0.53±0.20,杖・歩行器患者の ABI0.84±0.14,TBI0.54±0.14 は有意に低値であった.
【考察】高齢者や糖尿病の合併は PAD の罹患率が高かった.また,杖・歩行器や車椅子利用などの移動能力に障害を持つ患者も PAD の罹患率が高かった.
【結論】PAD のリスクが高い糖尿病や高齢透析患者が増加しているため,ABI や TBI,SPP など複数のスクリーニング検査を行ない,より早期の PAD 発見や治療が重要と思われる.

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