演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析患者における摂食嚥下機能~透析の有無による比較~

演題番号 : O-0952

堀池 正太:1、鈴木 勝:1、渡井 陽子:1、高橋 亮:2

1:(医)偕行会名古屋共立病院リハビリテーション課、2:(医)偕行会半田共立クリニック

 

【目的】透析患者は神経障害や筋力低下の合併が指摘され,摂食嚥下機能(嚥下)へ影響を与える可能性が疑われたため調査した.
【対象】2015 年8 月から2016 年9 月に,当院入院中に嚥下評価を行った患者83 例(透析患者24 例).
【方法】既往歴などの調査とRSST,藤島の摂食・嚥下グレード(Gr.),喉頭下垂・拳上範囲などの嚥下評価を行った.全患者群83 例(内透析24 例),経口摂取可能な患者群55 例(内透析15 例),経口摂取困難な患者群28 例(内透析9 例)を,それぞれ透析有無でMann-Whitney のU 検定を用い比較した.
【結果】透析患者の全例と非透析患者の全例を比べ,喉頭下垂,喉頭挙上範囲の制限**を認めた例が有意に多かった.また,経口摂取可能な透析患者と経口摂取可能な非透析患者を比べ,誤嚥性肺炎の既往率*とGr の中央値に有意な差を認めた(*P < 0.05 ** P < 0.01).
【結語】透析患者では嚥下に関する筋力低下が疑われた.嚥下食などの対応が不十分となり,誤嚥性肺炎の既往につながっている可能性が考えられた.

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