演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

HHDでの洗浄剤一剤の試み

演題番号 : O-0876

近藤 昭彦:1、久野 あすか:1、石田 幸広:1、関 真理:1

1:大正くすのきクリニック

 

【目的】HHD 後に使用する洗浄剤は,次亜系と酢系の併用が主流とされ,誤って混ざると在宅内で有毒ガス発生の危険を伴う.このリスク改善として,次亜系に炭酸Ca 沈着抑制効果を含ませた,クリーンケミカル社製 L-100X を一剤のみで使用した.
【方法】透析終了後,個人用透析装置にL-100X を高塩素濃度500ppmで通液し,封入は低塩素濃度5.0ppm に下げて使用した.洗浄効果として,定期的にET 活性と細菌数を測定.同時に排液側チューブを切取り,内部表面に蛋白質や炭酸Ca の付着がないか試薬を用いて検査を施行した.
【結果】当院の個人用RO 装置は,洗浄剤の使用が構造上困難な為,水質結果はET 活性・細菌数ともにETRF 前まで検出,ETRF 後では水質基準値を満たした.チューブ表面は,4 ヶ月経過後でも蛋白質・炭酸Ca は認めなかったが,検査部位とは異なるETRF にて炭酸Caの蓄積を認めた.
【考察】水質基準を満たした事や,付着物を認めなかった理由として,L-100X は次亜系の効果を発揮し,HHD では透析液の停滞が少ない事が示唆される.ETRF への炭酸Ca 蓄積は,現在対策を検討中とする.

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