演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

A・V逆接続ミスによる透析効率低下の検討

演題番号 : O-0847

嶋田 昌幸:1、小林 孝大:1、南 嘉継:1、東小野 智:1、伊達 敏行:1

1:(医)腎愛会だてクリニック臨床工学科

 

【目的】A・V 逆接続ミス発生時での患者に対する根拠ある説明を目的に,具体的な透析効率低下の程度を検討する.
【対象】透析効率が良好で趣旨に同意の得られた維持透析患者9 名.
【方法】検査日は週の中日とした.事前にエコーでシャント流量を測定し,正接続と逆接続各々で再循環率,透析前後のBUN,Cr,P,K値並びにKt/V,除去率を比較検討した.
【結果】シャント流量の平均値は688.9ml/min.逆接続時での再循環率は21.3%であった.正接続と逆接続の平均値ではkt/V:1.6 → 1.2(−25 %), 除去率( %)BUN:78.7 → 68.9(−12 %),Cr:75.3 →64.0(−15%),P:63.7 → 56.9(−10%)と低下し,前後のK(mEq/L)は正接続4.7/3.1 →逆接続K4.6/3.4 であった.
【考察】逆接続では予想通り透析効率は低下していたが,各々の数値に関して具体的に明らかとなり,1 回のミスにより透析時間の延長まで考慮する必要性は少ないと思われた.
【結論】A・V 逆接続ミスは起きてはならないアクシデントであり,先ず謝罪すると共に,1 回のミスによる具体的な効率低下からは,時間延長の必要性が低い旨を丁寧に患者に説明すべきである.

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