演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析手根管症候群の術後再発に対する浅指屈筋腱切除術の術後成績

演題番号 : O-0820

吉田 綾:1,2、奥津 一郎:2、浜中 一輝:2

1:取手北相馬保健医療センター医師会病院整形外科、2:おくつ整形外科クリニック

 

【目的】透析手根管症候群は透析アミロイドーシスによるため,初回手術後も再発,再再発を繰り返す.われわれが再(再)発の症例に行っている浅指屈筋腱切除術の術後成績を調査し,経過を明らかにする.
【方法】血液透析患者で初回手根管開放術後臨床症状が再発,または再発に対する神経剥離術後の再再発に対して浅指屈筋腱切除術を行い,追跡期間が3 年以上の41 例48 手の臨床症状回復状況(しびれ,痛覚・触覚障害,短母指外転筋(APB)筋力,運動/知覚神経遠位潜時)と再発・再手術の有無と期間について調査した.
【結果】しびれは96%,痛覚障害は100%,触覚障害は100%,APBMMT0,1,2,3→ 4,5 は57% で各々平均21 週,18 週,22 週,199 週で改善,運動神経遠位潜時(n=46)の異常から正常への改善は 4%,知覚神経遠位潜時 (n=46)では7% だった.再発は60% で平均再発期間は4.7 年だった.
【結論】本法は手根管掌側組織拡大が不能な症例に適応となるが,術後一定期間の症状改善が得られることが明らかとなった.

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