演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院に脳出血で入院した血液透析症例の追跡調査

演題番号 : O-0787

北村 峰昭:1、北村 里子:1,2、太田 祐樹:2、浦松 正:2、廣瀬 弥幸:2、小畑 陽子:2、錦戸 雅春:1,3、立石 洋平:4、松尾 孝之:5、辻野 彰:4、酒井 英樹:3、西野 友哉:2

1:長崎大学病院血液浄化療法部、2:長崎大学病院腎臓内科、3:長崎大学病院泌尿器科、4:長崎大学病院脳神経内科、5:長崎大学病院脳神経外科

 

【背景】脳出血を発症した血液透析患者の予後は不良であるが,その実態についてはあまり明らかになっていない.
【方法】今回2008 年から2015 年に当院で加療した血液透析中の脳出血症例91 例(年齢65±11 歳,透析歴108±91 か月,男:女= 60:31)について検討した.
【結果】死亡退院は29 例で,生存62 症例について他院転院時の重症度分類(modified Rankin Scale; mRS)に基づき追跡調査を行った.観察期間は37±30 か月で寝たきり(mRS5)の状態で転院した31 例は,それ以外の症例に比べて有意に生命予後が悪かった(p < 0.001).なお死因としては,脳出血に加え肺炎や敗血症等の感染症が多かった.
【考察・まとめ】脳出血の発症及び重症化予防が重要であると考えられた.今後脳出血のリスク因子についての検討に加えて,発症後のリハビリ,嚥下リハ,口腔ケアなどの効果についても検討が必要である.

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