演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

血液透析(HD)患者の海馬傍回・海馬鉤における1年間の虚血変化についての検討

演題番号 : O-0786

真栄里 恭子:1、大木 里花子:1、松井 賢治:1、川井 有紀:1、小丸 陽平:1、持田 泰寛:1、石岡 邦啓:1、岡 真知子:2、福内 史子:3、守矢 英和:1、日高 寿美:1、大竹 剛靖:1、小林 修三:1

1:湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター、2:湘南藤沢徳洲会病院腎臓内科、3:葉山ハートセンター血液浄化センター

 

【目的】HD 患者における1 年間の海馬傍回・海馬鉤の虚血領域変化と関連因子を探る.
【方法】脳卒中歴のないHD 患者16 名(平均69.1±11.4 歳,透析歴中間値51.5 ヶ月)を対象に123I-IMP による安静脳血流シンチとその定量的統計解析から海馬傍回・海馬鉤の虚血病変総量を算出した.1 年後虚血領域拡大の有無についてカテゴリー化しベースラインの各種パラメーターと比較・検討した.
【結果】ベースラインでは左右の海馬傍回・海馬鉤には併存疾患による差はなかった.総ホモシステイン(tHcy)19.0μmol/L 以上の高tHcy 群は13例おり,1年後左海馬鉤で有意に虚血領域が拡大(p=0.029)した.葉酸を服用した5 例では1 年後右海馬傍回で有意に虚血領域が縮小した(p=0.004).
【考察】血液透析患者の海馬傍回・海馬鉤の虚血に対し葉酸投与や高tHcy 血症の改善は有用と考えられた.

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