演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析前収縮期血圧と出血性・虚血性脳卒中の新規発症との関係~Qコホート研究~

演題番号 : O-0785

原 雅俊:1、田中 茂:1、谷口 正智:2、四枝 龍佑:1、松隈 裕太:1、平方 秀樹:2、鶴屋 和彦:1

1:九州大学大学院病態機能内科学、2:福岡腎臓内科クリニック

 

【目的】透析前収縮期血圧と出血性脳卒中,虚血性脳卒中発症の関連について検討する.
【方法】血液透析患者を対象とした多施設前向き観察研究(Q コホート研究)に登録された18 歳以上の透析患者3436 例を対象に透析前収縮期血圧で3 分位(T1,T2,T3)に分け,新規脳血管障害(出血性・虚血性脳卒中)をアウトカムとし,Cox 比例ハザードモデルを用いて解析した.
【結果】4 年の観察期間中に77 名(2.2%)が出血性脳卒中,141 名(4.1%)が虚血性脳卒中を発症した.虚血性脳卒中の多変量調整ハザード比(95% 信頼区間)は,T1 に対してT3 で1.51 (0.96-2.44)であった.一方,出血性脳卒中の多変量調整ハザード比(95% 信頼区間)は,T1 に対してT3 で1.91 (1.03-3.74)と透析前収縮期高血圧は有意なリスク因子であった.
【まとめ】透析前収縮期高血圧は出血性脳卒中の独立した危険因子である.

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