演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

カンボジアにおける透析医療の現状とバスキュラーアクセス作製における問題点

演題番号 : O-0747

甘利 佳史:1,2、兵藤 透:2、中嶋 章貴:1,2、松原 弘和:2、若井 陽希:2、楢村 友隆:2、長沼 秀俊:2、小久保 謙一:2、柴原 伸久:2、吉田 一成:2、山下 明泰:2、川西 秀樹:2

1:守口敬任会病院腎臓内科、2:NPO法人いつでもどこでも血液浄化インターナショナル

 

2010 年にNPO 法人いつでもどこでも血液浄化インターナショナルにより,Sen Sok 国際大学にカンボジア日本友好血液浄化センターが設立された.昨年は,カンボジア初の腎臓学会,The Cambodian Association of Nephrology が設立されるなど,発展を続けるカンボジアの透析医療だが,問題点も存在する.我々はこれまで約6 年間,現地でバスキュラーアクセス作製術に携わってきたが,自前で作製術が確実に行える状況には到達していない.日本のような病診連携がカンボジア国内に存在しないこと,その背景にはポルポト時代(1975 −1979 年)の密告を通じて,約200 万人もの人々が殺された国における,他人・他施設を信用しないセクショナリズム(排他的主義)が蔓延している可能性が考えられた.今回,それらの状況を痛感した症例を経験したので報告する.

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