演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

血液透析患者に対して、L-カルニチンの至適投与方法の検証を行った経過報告

演題番号 : O-0642

玉井 路加子:1、堤 美和:1

1:やなせ内科医院腎臓内科

 

【目的】血液透析患者は,L- カルニチン欠乏状態であることにより,筋細胞内のカルニチンの枯渇により筋力低下をきたす.L- カルニチンの至適投与方法と考えた方法の検証を行う.
【方法】カルニチンを投与していない血液透析患者に,血液透析終了時に3 回/ 週L- カルニチン1000mg を静注することを3 カ月間行い,以後,週末に1 回/ 週に減量して投与する.あらかじめ決めた10 項目の症状の有無とVAS スケールによる筋攣縮の程度を観察し,貧血の経過と,ESA 製剤や鉄剤の使用量も観察する.
【結果】A 病院で血清カルニチン濃度を計測して筋症状の自覚経過を観察した.その結果に基づき,上記の方法でB 医院でも実施した.1か月後には,筋症状は多くの患者で有意に改善した.3 か月後に1 回/ 週へ減量後も自覚症状は維持できた.
【結論】筋細胞内のカルニチン枯渇は,3 回/ 週3 か月間の静注で改善すると考える.
【考察】貧血との相関は不明であったが,今後,継続して観察する.

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