演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析患者における栄養障害リスクと生命予後の関連性~MISとGNRIの比較検討~

演題番号 : O-0608

永井 司:1、伊藤 康久:1

1:揖斐厚生病院泌尿器科

 

65 例の血液透析患者を対象にMalnutrition-Inflammation Score(MIS)とGNRI(Geriatric Nutritional Risk Index)の生命予後関連因子としての有用性を比較検討した.MIS およびGNRI 評価後の観察期間は9年間で,Kaplan-Meier 法により生存率曲線を求め,差の検定はLogrank 検定にて行った.MIS 評価ではMIS リスクなし(MIS ≦ 5)が44 例(68%),MIS リスクあり(MIS ≧ 6)が21 例(32%)であった.GNRI 評価は熊谷らの方法で判定し,GNRI リスクなし(GNRI ≧92)が28 例(43%),GNRI リスクあり(GNRI < 92)が37 例(57%)であった.両指標の判定合致率は69% であった.観察期間において24 例が死亡した.生存率は,MIS リスクなし群:71% とMIS リスクあり群:27% で有意差(p < 0.01)を認めたが,GNRI リスクなし群:72% とGNRI リスクあり群:45% では有意差は認められなかった.
【結論】透析患者における生命予後関連因子としての栄養障害リスクの有用性はGNRI よりもMIS が優れていると考えられた.

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