演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

フットチェックにおける下肢表面温度測定の有用性

演題番号 : O-0585

疋田 直美:1、馬場 裕美子:1、桑山 隆洋:1、谷口 敦美:1、立山 満久:1、中澤 純:1、磯野 元秀:1

1:大津市民病院血液浄化部

 

【はじめに】平成28 年度の診療報酬改定で下肢末梢動脈疾患指導管理加算の算定が出来るようになり,透析患者の足病変の早期発見が重要視されるようになった.平成11 年浄化部開設当初より,足病変を主観的に観察するためのフットチェックを開始し,平成24 年からは両下肢表面温度測定を用いた項目を追加した客観的なフットチェックを実施した.
【目的】両下肢の表面温度の左右差,ならびに足関節上腕比(ABI),脈波伝播速度(PWV)の関係を検討し,両下肢表面温度と下肢末梢動脈疾患(PAD)との関係性を検証する.
【結果】両下肢表面温度とABI には有意な相関を認めたが,PWV との相関は認めなかった.左右の温度差が0.5℃以上の症例では低温側のABI が低い傾向を示した.また,左右の温度差が0.5℃以上の症例18 例のうち10 例がPAD と診断されており,温度差0.5℃未満の15例のうち3 例に比べ高頻度であった.
【まとめ】両下肢表面温度測定を用いた客観的なフットチェックは,PAD の早期発見に有用である.

前へ戻る