演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

オンラインHDFで濾過遅延が及ぼすAlb漏出量及び溶質除去の検討

演題番号 : O-0504

戸塚 浩平:1、島口 豊:1、前野 須美子:2、粕谷 悦子:2、佐藤 京子:2、岸 雄一郎:3

1:鶴瀬腎クリニック臨床工学部、2:同看護部、3:同腎臓内科

 

【背景】オンラインHDF(以下OHDF)施行時は,治療開始初期に過度なAlb 漏出があると言われている.
【目的】HD 開始20 分後にOHDF 変更時(以下遅延有群)と OHDF開始時(以下遅延無群)を比較し,Alb 漏出量及び溶質除去の違いを検討.
【方法】対象は維持透析患者16 名.膜の内訳はABH-21P:9 名,MFX-21S:7 名. 治療条件は前希釈, 透析時間:4h,QS:9L/h,QB:250mL/min,QD:600mL/min.20 分毎の排液測定から,Alb 漏出量の経時変化と低分子量蛋白(β2-MG・α1-MG)の除去量・除去率・クリアスペースを算出.
【結果】1)最もAlb が漏出した時間帯は,0.4g の差はあるも,両者ともに開始20 分間.2)低分子量蛋白の除去量・クリアスペースは,遅延有群に比べ遅延無群は有意に高値.
【考察・結語】遅延有群においても,開始20 分間に最もAlb が漏出し,両者のAlb 漏出量差も少量のため,濾過遅延により期待できる膜のファウリング軽減は僅かと示唆された.また,遅延無群の方がAlb 漏出に伴ってα1-MG 除去が優れており,濾過遅延に大きな有用性はないと考えられた.

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