演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

血液透析患者の生涯における下肢切断と生命予後、透析導入について

演題番号 : O-0436

戸原 美保:1、古市 雅巳:1、玉井 収:1

1:粕屋南病院

 

【背景】血液透析患者の末梢動脈疾患(PAD)は生命予後との関連も注目されている.
【目的】血液透析患者の生涯を通じての下肢切断状況と予後,透析導入との関連を検討する.
【方法】2005 年から2016 年末の間に死亡した血液透析患者190 名を対象.糖尿病群(DM),非糖尿病群(NDM)で下肢切断状況,死亡年齢,透析状況を調査した.
【結果】死亡年齢: DM 74.7±8.5 才(n=115),NDM 80.1±8.3 才(n=75),下肢切断患者 69.1±6.8 才(n=17),非切断患者 77.6±8.6 才(n=173),下肢切断率: DM 13.0%(15/115),NDM 2.7%(2/75),透析導入年齢:下肢切断患者 59.1±9.3 才(n=17),非切断患者 71.0±10.3 才(n=173)
【考察】下肢切断患者の殆どは糖尿病患者であり,生命予後は極めて不良であった.下肢切断患者は透析導入年齢も低かった.
【結論】多くの糖尿病透析患者が,生涯を通じてPAD により下肢を失っていた.腎不全保存期から終末期に至るまで,PAD のスクリーニングとPAD 合併患者の全身管理の重要性が確認された.

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