演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

血液浄化療法で寛解を得たメソトレキサート腎障害の一例

演題番号 : O-0429

小松 素明:1、安田 聖一:1、長田 眞:2、日比野 祐香:1、吉藤 歩:1、細谷 幸司:1、小林 絵美:1、竜崎 崇和:1

1:東京都済生会中央病院腎臓内科、2:東京都済生会中央病院総合診療内科

 

【症例】54 歳男性.急性リンパ性白血病(ALL)に対して前医にてX-6 日に大量メソトレキサート(MTX)療法を行ったところ,X-4 日に血中MTX 濃度3.04μM と高値を認め,X-3 日から腎機能が急激に増悪し(血清Cr0.69 → 2.8mg/dl),同日に間欠的血液透析(IHD),大量補液及びロイコボリンレスキューを行ったが,腎障害が改善せず当院紹介となった.
【臨床経過】X 日より持続的血液濾過透析(CHDF)を開始し, 血中MTX 濃度は徐々に減少したが,X+2 日から0.29μM でほぼ横ばい推移となった. X+3 日に活性炭吸着療法(DHP),X+4 日,X+6 日に間欠的血液透析濾過(IHDF)を行い,血中MTX 濃度の低下を認め腎機能も改善した(血清Cr0.83mg/dl).
【考察】血液浄化療法を用いてMTX 腎障害が寛解に至った一例を経験した.血液浄化療法によるMTX の除去は早期に行うとより有用であると考えられた.

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