演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

視神経脊髄炎に対して選択的血漿交換療法を施行した1症例

演題番号 : O-0428

西山 和芳:1、中前 健二:1、兵藤 好行:1、南良 義和:1、井上 宏隆:1、沖島 正幸:1、小川 正博:1、近藤 浩史:1、藤井 夕貴:1、酒出 篤弥:1、谷 亮太:1、太田 委住:1、辻川 圭亮:1

1:豊田厚生病院臨床工学技術科

 

【はじめに】選択的血漿交換療法(selective plasma exchange :SePE)は,凝固因子保持が可能であり様々な自己免疫疾患の治療に適応されている.視神経脊髄炎(Neuromyelitis Optica : NMO)に対しSePE を経験したので報告する.
【症例】66 歳,男性.両足の痺れにて近医通院,精査目的に当院受診し,NMO と診断.SePE の導入となった.
【方法】血漿分離膜にEvacure EC-4A を使用.治療前後の除去率の検討としてIgG,IgA,IgM,フィブリノーゲン(Fib)を指標とした.
【結果及び考察】今回の症例に7 回のSePE を施行.施行前後における除去率は,IgG が選択的に除去できており,Fib の除去は抑えられた.PE に比し低Ca 血症,アレルギー症状の副作用の防止にもつながるとともにFib の除去率は軽度で凝固因子の保持にも有効であったと考えられた.
【結語】SePE は選択的にIgG を除去でき自己免疫疾患治療に有効であり,今後の治療戦略の選択肢の一つと考える.

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