演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院における血液透析患者へのクエン酸第二鉄水和物の使用経験

演題番号 : O-0338

浅海 浩子:1、池田 富貴子:1、島本 憲司:1、別宮 徹:1

1:(医)重信クリニック透析室

 

【はじめに】H 26 年5 月に高リン血症治療剤のクエン酸第二鉄水和物(以下リオナ錠)が上市され一昨年来,短期間における使用経験を報告してきた.今回,2 年間の経過を検討することが出来たので報告する.
【対象・方法】リオナ錠投与開始時からその後の2 年間の経過をみることが出来た高リン血症で鉄欠乏性貧血のある血液透析患者18 名(男性12 名女性6 名)を対象とした.方法はリオナ錠を投与開始時とその後の2 年間のAlb・P・Hb・Ht・Fe・フェリチン値等がどのように変化するのかを評価した.
【結果】投与開始時と2 年後ではP6.2 → 6.3mg/dl,Hb10.1 → 11.2g/dl,Fe39 → 69μg/dl,フェリチン値56.4 → 43ng/ml であった.ESAの使用量も34931IU → 17000U/ 月に減量出来た.
【考察】クエン酸第二鉄水和物の効能・効果は高リン血症の改善とされているが主成分は第二鉄であり血液透析患者において欠乏しがちな鉄の補充にも寄与すると考えられる.また,開始後2 年間において血清鉄・フェリチン値の急激な上昇なく安定したデータが得られた.

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