演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

透析患者の貧血管理における鉄投与基準の検証

演題番号 : O-0334

河野 孝史:1、金子 直史:2、齊藤 和人:2、吉田 雅博:3、佐藤 忠俊:2、吉田 正美:1、小宮 博一:1、大森 耕一郎:1、田畑 陽一郎:1

1:(医)明生会東葉クリニック医局、2:(医)明生会東葉クリニック技士部、3:公益財団法人化学療法研究会化学療法研究所附属病院

 

【背景および目的】体内鉄動態の正確な評価は,造血を適正化するために不可欠である.当院透析患者の貧血治療と鉄動態の関連を検証し,鉄管理のマーカーとしての鉄指標を評価する.
【対象および方法】当院透析患者143 例のHb 値,鉄代謝マーカー(フェリチン,TSAT),ESA 抵抗指数(ERI)等を用い,鉄動態とHb,ERI 相関性を検証する.
【結果】1, フェリチン値とTSAT は,正の相関性をみたが,ERI との相関では,フェリチンとTSAT は異なった相関性を示した.2, フェリチン値> 200 でも,TSAT < 20%症例では,鉄剤投与によりHb値正常化を多く認め,ESA 低反応症例では,TSAT 20 ~30%でも鉄剤投与によりERI 低下例が観察された.
【考察】腎性貧血管理における鉄管理では,フェリチンによる評価は困難で,主としてTSAT を指標に管理する必要性が示唆された.

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