口演
|
||
日機装社製血液判別器を用いた自動返血法~返血時の新人スタッフの思い~ 演題番号 : O-0305 山本 唯:1、角田 伊世:1、深澤 加奈子:1、長嶺 博文:1、深澤 瑞也:2 1:山梨大学医学部附属病院MEセンター、2:山梨大学医学部附属病院血液浄化療法部
【背景】現在では,血液透析後の返血方法は生理食塩液(以下生食)や透析液を用いた返血法が推奨されており当院では以前から返血量は約200 から300ml と規定されていた.
【目的】日機装社製DCG-03・DBG-03 の返血補助機能(血液判別機能あり)を使用しダイアライザの膜面積ごとに使用した返血生食量を調査する. 【方法】当院にあるダイアライザ及びヘモダイアフィルタを対象とし血液流量120ml/min 返血完了時の血液判別器電圧は装置デフォルトの1V とした.使用生食量と電圧を各10 回測定し,平均値を算出した.また,返血後の静脈チャンバー内のHt. を遠心分離法を用いて測定した. 【結果】NF-1.0H:1.032V, 199.3ml NF-1.6H:1.0032V,248.4ml H12-4000:0.92355,358ml でありHt. は1V で1 から3%であった. 【考察】同じ銘柄の膜面積で返血量に違いがみられた.各ダイアライザに合わせた返血量を設定することで,個人の経験や技術に左右されず適正な返血量で返血が可能だと示唆された. |
||
|