演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

当院透析患者の不眠と呼吸状態の関係性に関する検討~睡眠実態調査の結果から~

演題番号 : O-0281

土橋 弘美:1、藤島 佑人:1、仁平 智子:1、伊達 敏行:1

1:(医)腎愛会だてクリニック

 

【目的】不眠の原因の1 つとされている呼吸器系に着目し呼吸と睡眠の関係性を調査する.
【方法】当院透析患者42 名を睡眠薬服用群21 名と非服用群21 名に分け,睡眠調査,アテネ不眠尺度調査,血液ガス分析,呼吸機能検査を実施し比較検討した.
【結果】睡眠薬服用群で寝付きと目覚めが悪いと答え,睡眠障害の可能性と不眠傾向が強かった.呼吸機能検査からは,睡眠薬服用群でVC,FVC,1 秒量,ピークフロー,肺年齢,PH が有意に低く,拘束性換気障害の存在が疑われた.
【考察】透析患者は生理的に呼吸機能が低下し,B-Z 系等の睡眠薬を服用すると更に呼吸機能が抑制される危険性がある.睡眠薬服用群で拘束性換気障害が多いことからは,代償的に呼吸を浅く早くすることで呼吸に使うエネルギーが増大し,交感神経優位から副交感神経優位な状態に移行するまでの時間がかかり睡眠の質が悪化する可能性が考えられた.
【結論】当院透析患者の主にB-Z 系等の睡眠薬服用群において呼吸機能低下がみられ睡眠の質も悪かった.

前へ戻る