演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

患者背景を考慮したGLP-1アナログの導入

演題番号 : O-0280

原田 みゆき:1、笹森 裕介:1、簗瀬 慶一郎:1、内田 幸:1、亀山 高弘:1、森 康充:1

1:岡崎メイツ腎・睡眠クリニック

 

【目的】高齢,認知機能低下,視力障害などで自己管理困難な糖尿病透析患者に対する週1 回型GLP-1 アナログ(デュラグルチド;Dula)の効果を報告する.
【方法】2 型糖尿病透析患者で注射や内服管理に問題のある12 名を対象に週1 回Dula 注射に変更し,血液検査(血糖,GA)の推移とアンケート調査にて検証した.
【結果】食欲減退は9 名に見られ,その内嘔吐症状が強い3 名は投与中止.継続投与9 名中,GA 低下8 名,血糖改善4 名.毎日注射や内服の手間が減り楽になったという意見が5 名.嘔吐症状は初期のみで持続性はなく低血糖はみられなかった.
【考察】Dula は週1 回投与のキット製剤で手技の軽減が図れる.連日インスリン注射や内服管理が困難な症例に対し,患者や介護者の負担を軽減でき,看護介入により確実投与できるメリットは大きい.消化器症状に注意する必要はあるが,食欲抑制,肥満改善効果やGA 低下作用も有意であり,糖尿病治療として優れた治療と考えられる.
【結論】内服やインスリン管理の困難な例でDulaは有用な場合がある.

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