演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

視神経脊髄炎スペクトラム疾患<NMOSD>の急性増悪期における血液浄化療法の治療効果の検討

演題番号 : O-0248

西村 博昭:1、上野 貴大:1、速見 浩士:1、山田 保俊:2、榎田 英樹:2、中川 昌之:2

1:鹿児島大学病院血液浄化療法部、2:鹿児島大学病院泌尿器科

 

NMOSD における薬物療法抵抗性の急性増悪期では各種血液浄化療法が施行されるが,まとまった報告が少なく症例の蓄積が必要である.
【症例1】36 歳,男性.急性増悪症状は視力低下で,抗アクアポリン4< AQP4 >抗体は陽性であった.免疫吸着療法< IAPP >を7 回施行し,視力は急性増悪前の状態に改善した.その7 か月後に再び症状の急性増悪が認められたが,抗AQP4 抗体は陰性であった.IAPP を7 回施行したが増悪症状は改善しなかった.
【症例2】64 歳,女性.急性増悪症状は脱力で,抗AQP4 抗体は陽性であり,全血漿交換を7 回施行し増悪症状は消失した.5 年後の急性増悪発症時に抗AQP4 抗体は陽性であり,IAPP を8 回施行し増悪症状から再度完全回復した.
【結論】NMOSD の抗AQP 抗体陽性で薬物療法無効例における急性増悪期では,IAPP の有効性が示唆された.

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